プロジェクションマッピング側についての話です。
今回は「シェアアートを使用する」ということをテーマとしました。
シェアアートというのは芸術作品のシェアを認める、つまり著名な作品や素晴らしい作品を共有していこうという取り組みです。
今回参加しているアートフェスタ主催の能美市はシェアアートとして九谷焼を公開していたので九谷焼を使用することにしました。
前回の記事で紹介したスタードームにプロジェクションマッピングをします。
今回は普通のプロジェクションマッピングとは違う手法をとりました。
その手法というのはドームに白い布を張りその内側から投影する方法です。
この方法なら、プロジェクターの位置を気にせず、全方向から見ることができます。
プロジェクションマッピングをする方法はいろいろとありますが、今回はGrand VJというプロジェクションマッピングソフトを使いました。
このソフトを選択した理由としては簡単にプロジェクションマッピングができる!ということに尽きます。
しかし、いろいろと癖のあるソフトで大変でした。
本来プロジェクションマッピングというのは投影対象に対して微調整しながらその場で作っていくのが定石だと思います。
しかし今回はスタードームが日程の関係で当日の朝に作るということになってしまいました。。。
そこでその場で簡単に図形の形を指定できるGrand VJを使用しました。
Grand VJ で作品を作ったのですが、Grand VJの欠点として映像の切り替えをGrand VJではできないということです。
つまり、同じ映像を流し続けることはできるが自動で切り替えることはできません。
いろいろ対策方法を模索した結果。
投影しているプロジェクターの映像をキャプチャし動画編集ソフトで繋げるという方法にしました。
この方法ならばSurface(投影図形),動画,エフェクトの切り替えが擬似的に自動化できます。
この方法ではいろいろと心配ごとがあります。。。
実際に投影するのはGrand VJ ではなく、動画再生ソフト側なので投影してみてズレがないかということ。
理論上は全画面表示したものをキャプチャし、全画面表示で再生するだけなので問題はないが。。。
室内で実験した平面上では問題なかったですが、実際は半球なので当日までどきどきでした。
投影対象は当日まで無いので本番で流す映像は本番当日に作るという暴挙にでました。笑
次回は詳しい製作過程についてです。