通常、Unityで作ったプレハブやシーンはそのままアップロードすればSTYLY上で使用することが出来ます。
しかし2021年2月現在、STYLY公式のマニュアルにもある通りUnityが用意しているVideo Playerコンポーネントを使用した動画ファイルはSTYLY Mobile(Android)では再生されないバグがあります。
本記事では、このバグをサーバーにアップロードして、ストリーミング再生を行うことで回避する方法について紹介します。
バグ回避の必要がない場合は通常の方法でアップロードしてください。
→UnityからSTYLYにプレハブとシーンをアップロードする方法
準備
まず、Unity上に動画を描画するためのオブジェクトとしてPlaneを配置します。続いてそのPlaneにVideo Playerコンポーネントを追加し、SourceをURLに変更します。
このURLに動画ファイルが格納されているアドレスを指定することで、Android版STYLY Mobileでも再生可能な動画付きアセットを作成することが出来ます。
また、今回はPlaneに対して描画を行うため、RenderModeをMaterial Overrideに変更し、RendererにはVideoPlaneのMesh Rendererを指定します。
※URLにはYoutubeなどのリンクではなく、mp4ファイルなど動画ファイルが直接格納されているアドレスを指定する必要があります。
実装方法
1.通常のサーバー
通常のサーバーの場合はそのまま、mp4の格納されているアドレスを指定します。
今回は以下のアドレス下に動画を設置したので、この画像のようになります。
https://kobazlab.tech/figures/public/koba%27slab/random/rabbit.mp4
2.Dropbox
Dropboxの場合は共有リンクのアドレスを少し変えることで、ファイルに直接アクセスすることができます。
共有リンク:https://www.dropbox.com/s/qbdz8odtc2lttzm/rabbit.mp4
アクセス用リンク:https://dl.dropbox.com/s/qbdz8odtc2lttzm/rabbit.mp4
3.Google Drive
Google Driveの場合もDropboxと同様にして、アドレスを変更することで対応することが出来ます。リンクの設定はリンクを知っている人が全員アクセスできるように設定しておく必要があります。
共有リンク:https://drive.google.com/file/d/1KO7El6cIRSU2m2UywTkv-1CwfchKpSzV/view?usp=sharing
アクセス用リンク:https://drive.google.com/uc?id=1KO7El6cIRSU2m2UywTkv-1CwfchKpSzV
参考
動画サンプルはこちらのサイトのものを使用させていただきました。