UnityでARグラスNrealのエミュレータを動かす

最近色々と話題のARグラスNreal Light.実はSDKに用意されているエミュレータで実機が無くとも簡単開発することが出来ます.まだ,日本語でドキュメントを書いている人がいない(検索に引っかからない??)ので記録を残しておきます.

1. NRSDKを手に入れる

まずはNrealを開発するUnity asset, NRSDKをnrealの公式ページからダウンロードしてきます.

ダウンロードリンク:
https://developer.nreal.ai/

右上のDownloadタブをクリックし,ダウンロードページに移動し,お好みのバージョンのSDKをダウンロードします.※ダウンロードにはユーザ登録(無料)が必要です

この記事を書いている2019/10/13現在の最新バージョンは1.1.1 Betaでした.

2. Unityに追加する

Unityで新しい3D Projectを作成し,先ほどダウンロードしたSDKをimportしてください.

※公式サイトによると,Unity 2018.2.X以上推奨

3. エミュレータのシーンを開く

自分の作ったnrealプロジェクトにエミュレータのprefabを設置することでUnity
上でエミュレータを動かすことができますが,今回はサンプルのエミュレータシーンを動作させてみます.

Asset> NRSDK >Emulatror> Scene > TrackableImageEmulator.unityを開きます.

このシーンはいわゆる画像(マーカ)トラッキングをnrealで行うデモシーンです.Unity上でプレイすると,机の上においてある写真の上に白色のキューブが重畳されます.すべてバーチャル空間上で完結しているので実感しにくいですが,この写真オブジェクトを動かすと,白いキューブはそれに合わせてしっかり追従します.

ちなみにキューブの横にある丸い物体はNrealのコントローラーです.

4. エミュレータを操作する

もちろんエミュレータなので,バーチャル環境上で頭(Nreal)の位置を動かしたりコントローラの操作をすることが出来ます.

頭の水平移動

頭の水平移動はWASDで行います.
* Wキー: 前
* Sキー: 後
* Aキー: 左
* Dキー: 右

頭の向きを変える

  • space + マウス

今回のデモでは使用しません?がコントローラの操作もエミュレータ上で行うことが出来ます.



コントローラはnreal本体の横にあるこの丸いやつです.ここは場合によってはAndroidマシンに置き換わります

コントローラの向きを変える

  • shift + マウス

決定ボタン

いわゆるクリックやタップに対応するボタン入力操作
* マウスの左クリック

ホームボタン

  • マウスの右クリック

Appボタン

  • マウスのミドルボタン(スクロールするところの押し込み)

スワイプ

  • キーボードの方向キー
  • 全ての方向の入力を行うことが出来ます.

公式ドキュメント

  • エミュレータ周りhttps://developer.nreal.ai/develop/unity/emulator

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